更新日:2026年8月3日
東京都は、2030年までに都内乗用車新車販売の100%非ガソリン化を掲げ、集合住宅への充電器設置を強力に支援しています。ここでは、東京都の集合住宅にお住まいでEV充電器の設置を考えられているみなさんの5つの疑問に詳しくお答えします。
Q1
設置費用はどれくらいかかるの?補助金はもらえるの?
A
補助金を活用することによって持ち出し費用を抑えて設置可能です!
東京都と国の補助金を賢く組み合わせることで、初期費用の負担を大幅に抑えて設置が可能です。
東京都の助成制度は、以下のように設置工事だけでなく、設置後のランニングコストまで幅広くカバーしています。
―1.設置にかかる「初期費用」の助成(2025年度)
充電器の種類や駐車場の種類に応じて、以下の通り上限額が設定されています。
| 助成対象設備等 | 設備購入費 | 設置工事費 | 上乗せ補助等 | |
|---|---|---|---|---|
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超急速充電設備 (出力90kW以上) |
全額 (機種ごとの上限あり) |
上限1,600万円 |
蓄電池付充電設備 +35万円/基 通信機能付充電設備 +10万円/基 |
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急速充電設備 (出力10kW以上) |
上限6万円/kW または 上限309万円/基 (いずれか低い方) |
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普通充電設備 V2H充放電設備 充電用コンセントスタンド |
半額 (機種ごとの上限あり) |
上限135万円 (1基目) 上限68万円 (2基目以降) |
機械式駐車場へ設置時 上限171万円/基(1基目) 上限86万円/基(2基目以降) |
通信機能付充電設備 +3万円/基 |
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上限95万円 (1基目) 上限48万円 (2基目以降) |
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将来の充電設備設置 のための先行工事 |
- |
機械式駐車場以外:上限7万円/区画 機械式駐車場:上限30万円/区画 |
- | |
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遠隔制御用 エネルギーマネジメント設備 |
- | 上限30万円 | - | |
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充電設備設置に併せた 機械式駐車場の改修工事 (EV対応への更新) |
- | 上限140万円/パレット | - | |
※助成額は消費税その他助成対象外経費を除いた金額です。
※国補助額を併用する場合は、その交付額を差し引いた額が上限額となります。
国の補助金(一般社団法人次世代自動車振興センター)と併用することも可能です。
併用すると、普通充電器、充電用コンセントの購入費用も全額補助されます。
その他、受変電設備を改修する場合の改修費に対する助成などもございます。
詳しくはリーフレットや、クール・ネット東京※のHPをご覧ください。
※クール・ネット東京(正式名称:東京都地球温暖化防止活動推進センター)は、東京都における地球温暖化対策を推進し、脱炭素社会の実現を目指す機関で、補助金の申請受付や審査を行っています。
―2.運用段階への助成
ランニング経費(電気料金):充電器を設置するために新たに電力契約を行った場合の電気代基本料金を、最大3年間助成します(低圧:最大18万円/年、高圧:最大334万円/年)
※詳しくはリーフレットや、クール・ネット東京のHPをご覧ください。
―3.設置費用のイメージ
設置費用がどれくらいかかるかイメージしていただくために、実際の事例をご紹介します。この事例の補助金カバー率は約86%ですが、90%以上の事例も多々あります。
平置き駐車場へ充電用コンセントを9基設置した場合
※金額は全て税抜です。
※個々のマンションの状況により工事費は変動します。
―4.充電器の種類
充電器には大きく分けると急速充電器と普通充電器とがあります。このうち、マンション等の住宅に適しているのは普通充電器です。普通充電器は、急速充電器に比べると充電時間はかかりますが、導入費用と維持管理費用を圧倒的に低く抑えることができます。また、寝ている間に充電を行えば「実質待ち時間0」で充電可能なため、充電時間の長さも問題にはなりません。
※V2H(ビークル to ホーム):EV等への充電だけでなくEV等から住宅へ給電ができる設備
Q2
EVって本当に普及するの?
A
国内のEV保有台数は大幅に増加し、国や都の方針もEV普及に向かっています!
保有台数の推移:2019年度末の約27万台から、最新の統計では約65万台(2024年度末)にまで拡大。自宅での充電ニーズは今後さらに高まります。
EVとPHEVの合計保有台数の推移
トヨタbZ4X
日産リーフ
東京都と国の普及目標:東京都は2030年までに、乗用車新車販売100%非ガソリン化(うちZEV割合50%)、都内集合住宅への充電設備6万口設置を目標としています。国も2035年までに、乗用車新車販売で電動車100%、2030年までに集合住宅等への充電設備10〜20万口設置を目標としています。
国と東京都はそれぞれ普及目標の達成に向けて、各種施策を積極的に展開しています。
国内販売EVが勢揃いしたイベントに多くの人々が集う
EVイベントはいつも大盛況。話題の新車に大人も子供も興味津々
Q3
都内のマンションにはどれくらい設置されているの?
A
2025年度末時点で、10,514口の充電器が設置されています!
2025年度末時点で、都内の集合住宅へ10,514口の充電設備が設置されています。(東京都調べ)
直近3年間で設置数は約3倍と、急速に設置が進んでいます。
集合住宅への充電器設置実績
国の普及目標→2030年までに集合住宅等へ充電器を10〜20万口設置
東京都の普及目標→集合住宅に充電器を2030年までに6万口、2035年までに12万口設置
Q4
機械式の駐車場でも設置できるの?
A
機械式駐車場でも設置可能です!
機械式駐車場であっても充電器を設置することは可能です。機械式駐車場へ充電器を設置する場合、平置き駐車場等に設置する場合と比べて費用が高額になる傾向があります。東京都では、機械式駐車場へ充電器を設置する場合について、平置き駐車場等へ設置する場合よりも高い補助金上限額を設定しています。さらに、「EVは重くて機械式駐車場には置けない」という課題に対応するため、令和7年度からは、既存の機械式駐車場を、EVのような大型の車両が駐車できる機械式駐車場へと更新する場合にかかる経費への補助を開始しました。
大型EV車両に対応するための機械式駐車場改修支援を開始
補助要件として、機械式駐車場区画数に応じた充電器の設置が必要となります。もちろん、充電器の設置にかかる経費についても補助をご活用いただけます。イメージは以下のとおりです。
機械式駐車場の
更新にかかった経費
充電器の設置に
かかった経費
9区画全てを更新し充電器を1基(口)設置した場合
140×9+171×1=1431(万円)が補助上限となります。
※あくまでも上限額となります。必ずこの金額が交付されるとは限りません。
EV充電器を設置した機械式駐車場
機械式駐車場について、大型の車が駐車できない、更新の時期を迎えているか費用が高い等のお悩みをおお持ちの方は、是非この機会に、機械式駐車場の更新と併せて充電器の導入もご検討ください!
Q5
どのような手順で充電器の設置を進めれば良いの?
A
一般的には、住民の合意形成を含む8つの手順です。
補助金を活用してマンションへの充電器設置を進める為には、住民の合意形成を含む以下の8つの手順が必要となります。
マンション充電器設置の8つの手順
※上記手順は東京都の補助金のみを利用する場合のものです。
国補助金と併用する場合は異なりますので、別途ご確認ください。
充電器の設置を進める上で最も重要なのが「合意形成」です。合意形成は、検討初期の段階から総会等での議決まで、継続的に行う必要があります。合意形成の方法については、実際に充電器を設置した管理組合の方々のお話が参考になります。
参考となるマンション設置の好事例
東京都では、充電器設置の検討段階から運用段階まで、シームレスにサポートする各種支援策をご用意しております。
充電器に関するアドバイザー派遣:充電器設置の専門家がマンションを訪問させていただき、充電器設置に関する技術的な事項から合意形成の方法まで総合的な助言を提供します。
充電器を設置したいが、何から始めれば良いかわからないという方は、まずはこのアドバイザー派遣をご活用ください。
お申し込みはこちら
充電器に関するセミナー:充電器に関する基本的な事項、有益な情報をご紹介します。
また、疑問点を都の担当者や充電器の専門家に質問することも可能です。
まずは気軽に情報収集をしたいという方は、是非本セミナーへご参加ください。
詳細はこちら
充電器に関する個別相談会:充電サービス事業者と個別に相談することが可能です。
一度に複数の事業者と相談することが可能なため、手軽に複数社を比較検討することができます。また、充電器を設置した管理組合の方のお話を聞くこともできます。
充電器を設置する事業者を選定したいが、どのような事業者に声をかければ良いか分からないという方は、是非本個別相談会にご参加ください。
詳細はこちら
2026年2月に開催された「第7回マンションEV充電設備設置に関する充電サービス事業者と管理組合との個別相談会」の様子
これらは全て無料でご利用いただけます。また、東京都が実施している事業ですので、強引な営業等は一切ございません。
手順の各段階でご活用いただける東京都の支援策はこちらのページからご確認ください。
東京都の支援策・東京都マンションEV充電器情報ポータル
助成金の詳細条件や申請書類のダウンロードはこちら